執事日報(23)

本日は‘スーツ生地のお話その2’でございます。
さて、高番手生地でなくともスーパー100程度の生地で十分、いやそのほうが良いと先回お話しいたしました。高番手生地は確かにしなやかで光沢もあり、品質には当然ながら問題あろうはずもございません。しかしながら、何と申しましょうか・・・。高番手生地には夜のパーティー的な雰囲気(イタリア的雰囲気)が漂いすぎていると思うのです。そのため、日常使いとしては丈夫で英国らしい(わたくしの偏見かもしれませんが)スーパー100で十分、いやそのほうが相応しいのではないかと考えた次第でございます。
なお、皆様が日常的に仕事でスーツを着られるという前提でお話しいたしておりますこと、ご承知おきくださいませ。ただしロールスロイスに運転手付きでお乗りになる方に対してはこの限りではございません。
ご機嫌よう。