執事日報(44)

先回はサンダルについてお話させていただきました。今回は少々季節を戻るようでございますが、靴についてあれこれお話させていただきたいと存じます。
靴につきましては、デザイン・色・フォルムなど様々勘案いたすべくポイントがございますね。そのようなチェックポイントを経た後は、必ず全身の映る鏡の前で実際に履いてみることが肝要かと存じます。購入する場合も、手持ちの服でコーディネートする場合も、必ず全身が映る鏡の前で見定めなくてはなりません。違和感がないかどうか、バランスはわるくないかどうか、トータルに見極めましょう。特に茶系の靴の場合は要注意でございますよ。垢抜けた感じにもなる反面、靴ばかりが悪目立ちしてしまう可能性もまた大だからでございます。
そこでご提案でございます。茶靴を粋に履きこなすイタリア風伊達男を目指す前に、黒靴をきちんと履きこなす英国紳士からマスターなさってはいかがでございましょう。何事もまずは基本が大事でございますから。
ご機嫌よう。