執事日報(49)

執事日報(49)
わたくしはお礼状や日々のご機嫌伺い、または近況報告まで手紙を書くのが大好きでございます。日本には日本の外国には外国の、その国独自の手紙文化というものが存在するわけでございますが、英国にももちろん歴史ある手紙文化というものが存在いたしております。そんなわけでわたくしは機会を見つけては、英国にも手紙を出し続けております。
当店舗でもカフリンクスを取り扱っております英国人デザイナーのサイモン・カーター。わたくしは、サイモン・カーターそのスタッフへ身の程知らずにも時々手紙を出したりしております。気さくなサイモン・カーターとそのスタッフは、そのつど心のこもった返事を書いてくれるのですが、それはメールでは味わうことのできない雰囲気や香りまでも届けてくれます。ここに運ばれてくるまでの道程を思う時、その余韻をも楽しむことができる手紙文化。皆様も見直されてみてはいかがでございましょう。お勧めでございますよ。
御機嫌よう。